DEATH RIDE 2010

ロングライドデータベース

地域 アメリカ カリフォルニア州
大会名 Tour of the California Alps ~ DEATH RIDE
開催日 2010年7月10日(土)
開催回数 第30回
主催者 Alpine County Chamber of Commerce
公式サイト DEATH RIDEhttp://www.deathride.com/
コースと距離 全参加者が同じコース。5つの峠を越えて完走すると207km。
参加者は自分の力量などにあわせて峠何個をクリアしてゴールに戻るかを自由に決められる。
参加費用 105ドル(Active.comでの支払い総額が約113ドル)
ルートマップ http://www.deathride.com/maps.html
気温の目安  
参加者数 3500人(2010年実績)
参加ツアーと
アクセス方法
参加ツアーはなし
開催地はサンフランシスコから東に300km程度のタートルロックパーク。
避暑地レイクタホから南に40km弱
参加費用の目安
(1人分)
現地へのアクセス方法と宿泊日数によって違うが、往復のエアが約10万円+現地でのレンタカー代+宿泊費で合計すると15~20万近くはかかるかもしれない。 レンタカーでの移動ということで考えると何人グループでの参加か、によって費用効率がかなりかわってくる。

イベント評価

イベント総合評価:4.1
  tatts 4126
コースの良さ 4.5 5.0
景色 5.0 5.0
路面状況 3.0 4.0
コース案内 5.0 5.0
ASのサービス 4.0 5.0
参加しやすさ(費用含めて)
1.0 3.0
満喫度 4.0 5.0
リピートしたい度 4.5 5.0

総評

tatts

日本人にはあまり(というか全然)馴染みのないDeathRideに参加するには、遡ること昨年12月に申込みが完了していることが必須条件。しかも米国との時差の関係で、申込み開始が何と日本時間の午前3時なのだ。

世が明けて…なんて悠長なこといっていると翌年の参加は諦めざるを得ない。私の場合、私設旅行代理店の4126がメンバーにいるので、何とか申込みができたのだ。実際、翌朝10時にはSoldOut!参加3000人の申込みがである。オドロキ!

DeathRideは、今年で30周年を迎える。カリフォルニアには、こういったライドイベントが年間20以上開催されている。地元の人にとってこういったイベントが日本でいうところの“お祭り”のような存在なのだろう。だから前日、試走したときに立ち寄ったレストランでも、イベントの関係者とおぼしき人たちが何やら打ち合わせをていたり、その人たちとレストランの店主がやはり明日の件で何やら盛り上がっていたのだ。

走りとは直接関係無いが、前日の受付会場の雰囲気もロックバンドの演奏でかなり盛り上がっていたのだが、自分達はできるだけ明日のことをリサーチしたいのとちょっとした緊張で楽しむという状況ではなかったのは事実。何せ、周りは殆ど外人(というかこっちが外人なのだが)ばかりだし、こういったハードルの高そうなイベントに来るといつもそうなのだが、自分が一番ヘナちょこに思えてしまう。要するに、気後れしているんだと思う。

夜明け前の4時頃にスタート地点に到着したのだが、既にバンバン走り出している。説明では5時半スタートなのに、ここでもやはりホノルル・センチュリーライドよろしく大雑把な決まりのようだ。

私らも適当に走り始める。ただ“寒い!”そう、とんでもなく寒いのだ。気温は昼間の35℃とは打って変わって5~6℃なのだ。スタートして10kmくらいは完全なダウンヒル。つまり、体感的には0℃くらいの感じ。そして3~4時間後は灼熱という完全な砂漠気候。

ところで、周りの様子を見ながら気がついたことがいくつかあった。

  1. 意外にカーボンフレームのバイクが少ない
    どっちかと言えばアルミ→クロモリ→少々カーボンという割合のような。
  2. ギア比が完全なヒルクライムセッティングが多い
    フロントトリプルなんてざらにいる。当然、ポジションも上り意識。
  3. 会話を楽しみながら、歌でも歌いながら…
    つまりこの地を完全に走りなれている、尚かつ、体力も尋常ではない人がそこいら中にいた。

簡単に言えば、約900m位の高低差を上って下ってを5回繰り返すのだ。
下ったら下りっぱなし、上ったら上りっぱななし。自分が体験した日本のどのイベントとも違う。地形・気候で考えても日本国内には似ているところが無いだろう。景色の絶景度も超ド級だ。

5回上ると表現したが、実際には3つの山の往復で、坂の性格が3つとも違うのが面白い。
車の侵入を規制してのイベントなので、非常に安心して走れた。ただ、路面は日本と比べると世辞にもいいとは言えない。やはり路面は日本が一番ではあるが、そこもご愛嬌のレベルだと思う。
さすが30周年だけあって開催サイドが非常に慣れていて、スムーズだった。大きなスポンサーはいないものの手作りでホットな楽しい大会だった。

★ 実は、スタート時の極寒ダウンヒルで持病の坐骨神経痛が爆発してしまい、今回自分は第二パス(つまり二つ目の山頂)にて、棄権した。残念だし悔しい!来年はその“0℃ダウンヒル”に耐えうる装備にてリベンジいたします!

4126

完走できなかった、ということでのくすぶった思いは残ってはいるものの、イベントとしては桁外れのスゴいコースでのライドを「もう嫌!」という位に満喫できた。人家もなにもない本当のど田舎に毎年3000人ものライダーが集結する、というのはすごいことだと思う。なによりもこのイベントが半端なくすごいことが最大の魅力だと思う。

すごいがゆえにこれにチャレンジして自分の限界に挑み、そしてそれに打ち克って栄冠の5 Pass Finisherになろうという熱いDeath Rider達が、毎年帰ってくるのであろう。

このイベントだけは一度出てみないとわからないし、一度出てみたら病みつきになってしまう魔力がある、それがDeath Rideだと思う。

2011年、今年のリベンジをかけて当サイトでDeath Riders Clubを作り、みんなでチャレンジしに帰りたいと思っています。ぜひ皆さん一緒に参加しませんか。

イベント評価

事前情報
(公式サイト)
公式サイトが通年オープン。次の開催日とエントリー開始日の予定が明記されている。 サイトの情報は一通りのコンテンツがあるものの、やはり初めての参加者にとっては情報が足りない点も多い。
エントリー方法 Active.comでのオンラインエントリーによる先着順申込(昨年は3,000名の予定だったが最終的には3,500名受付ている。とはいえエントリー開始時間からわずか数時間で定員に達して締めきられてしまうので、まずエントリーから勝負となる。
エントリー期間 エントリーは本番の7ヶ月前の同日。来年のエントリーは本番が2011年7月9日で、エントリー開始が2010年12月9日の朝10時(アメリカ西海岸時間)から。人気イベントなのでこの日の数時間だけのエントリーだと思った方がいい
参加者向け郵送物/案内 参加案内書(簡単な説明書類+エントリーシート)が参加者の自宅宛に4月頃に郵送されるが、アメリカ国外からのエントリー者に対しては郵送されないで、本番前々日からの現地エントリー時にエントリーシートを受け取ってその場で記入する。
パケットピックアップ/説明会 本番前々日(14~18時)および前日(11~19時)にスタート/ゴール地点のタートルロックパークにて受付。例外として事前に申込した人だけは当日朝4時から5時半までの当日エントリーも可能。 説明会は特にない。
前日登録時配布物 ゼッケン(背中用およびバイクのハンドル部に取り付け用)、エンブレム、当日夜交換できるアイスクリーム引換券ゼッケン(背中用およびバイクのハンドル部に取り付け用)、エンブレム、当日夜交換できるアイスクリーム引換券。これがキットとして受付時に配布される。受付会場にある建物内では、コースマップ、日焼け止めシート、粉末スポーツドリンク、参加記念品のオリジナルウォーターボトルなどが配布されているので、こちらにも忘れずに立ち寄っておくこと
前日イベント
(前夜祭等)
エントリー会場では様々なメーカーブースや出店などが並んでいる。Death Rideオリジナルグッズも販売されているが、在庫に限りがあるので、できるだけ早めに行くことが望ましい。 バンド演奏入りの前夜祭ディナーも参加できる。(タートルロックパークの近くには店はもちろん人家さえも皆無に近いので、駐車場に車を停めて深夜の出発まで車中で過ごす人や、すぐ近くでオートキャンプしている人向けのような感じである。)
駐車場/クローク スタート/ゴール地点に駐車場があるがすぐに埋まってしまうために、多くの参加者はスタート/ゴール地点近くの道路沿いに車を路上駐車している。(かなりの数の車が駐まっている) クロークはないので荷物は自己管理となる。
当日のスタート誘導やセレモニー 当日は5時半スタートとなっているものの、特に一斉スタートするわけでもなく、勝手にスタートしている。 3時台にスタートしている連中もかなりいる感じである。
メカニックサポートと
空気入れ
各エイドステーションにはメカニックサポートがある。 リタイヤへの対応は各エイドステーションにいるスタッフか、オートバイで巡回しているサポートを要請する。 リタイヤ後はオートバイの後部座席に座り、自分のバイクを肩から担いだ状態で二人乗りでゴールまで戻る。
コース概要 コース概略については 特集レポート に詳しく書いてあるので、そちらを参照ください。
コース難易度
コースの善し悪し

上りは上りっぱなし、下りは下りっぱなし、というあまりにも極端な峠の上り下りを5回繰り返して合計207kmを走るコース。難易度は最高レベルである。道路脇にはガードレールもないので、特に下りは注意が必要。

路面は日本のアスファルトの道路に比べると明らかによくない。舗装の新しいところで割と日本の道路に近いところもあればザラザラしているところもあり、道路にギャップがある箇所も多いので、路面をちゃんと見て走る必要がある。また風によっては砂が路面にかかっているところもあり、要注意。 サードパスからの下りは特に道幅も狭く、ヘアピンカーブも何カ所かあるので、注意が必要。実際に転倒事故を起こして救急車に救助されているライダーにも遭遇した。(サードパスからスタート方面にむけた下り) ただしプラスポイントはコースは時間制限はあるものの通常のペースで走っていれば全面車両通行止め措置をされているので、急に対向車が現れたりする心配はない。(サポートの車はごくたまには来るが) その点は非常に評価できる。

スタート時間の深夜は、気温10℃くらいと寒く、バイクで下りを走っていると、サイコン読みでは5℃くらいまで下がるので、防寒対策も必要だし、また日中になってくると30℃以上に気温があがり、太陽がギラギラになる。コースには日陰がほとんど皆無のところも多いので、日中温度が上がってくるとかなり厳しい暑さの中を走ることになるので、日射し対策は忘れずに。

走行方式は 完全に自由走行。スタート時間ですら自由だが、ファーストパスのチェックポイントの明く時間があるので、早く出てもそこまで稼げるだけである。(それでもかなり大きな差になるのだが)
エイドステーション、ランチ エイドステーションはこまめに設けられていて不足はない。各エイドステーションでは水やスポーツドリンクの他野菜ジュース、ソーダ類などの飲料に、補給食はバナナ、オレンジ、スイカ、クッキーやスナック類などかなり豊富である。ランチステーションでは野菜やチキンのラップが提供されていた。(ランチだけはやや質素か)
コースガイド
(サインやスタッフ)
コースはいたってシンプルで曲がる箇所もほとんどないので迷う心配はないが、分岐点ではスタッフによる誘導があり、万全であった。
足きり、リタイヤへの対応、回収車 足切タイムは各チャックポイントごとに設けられている。
ゴール スタート地点と同じタートルロックパークの会場がゴール。日本のロングライドイベントのようにゴールアーチがあったり、ゴールしてきたライダーを迎え、名前を呼び上げる「お帰りなさいアナウンス」もなく、皆淡々と戻ってきて、各自勝手に解散している。そういう点がイベントの派手さとは真逆にごくシンプル。 ただし5 Pss Fisherだけは、ゼッケンに貼られた5つのステッカーをスタッフに見せて、5 Pass Fisherであることの認定をしてもらう。(そうしないと5 Pass Finisherだけが購入できるジャージが買えない。)
アフターイベント 当日午後3時から8時までは有料でディナーブッフェが提供され、生バンド演奏を聴きながらの食事を楽しむこともできる。(ただし食事している人はそんなには多くない感じであった)
完走証/参加賞
その他提供物
参加記念品のオリジナルウォーターボトル完走証はなし。
5 Pass Finisherだけが、5 Pass Finisherジャージを買う権利がある。
(もちろん買わなくてもいい)
参加記念品はオリジナルウォーターボトル
(ゴール後にもらえるのではなく受付時にゲットする)

事後情報
(公式サイト)
通年サイトはオープンしている。終了後すぐに来年の開催日とエントリー開始日の予定が明記されている。 日本のオールスポーツコミュニティのような写真撮影&販売サービスと提携していて、Photosページでは8月より今年の参加者の写真データの公開&販売をしている。また8月中旬からは今年のイベントの実績(参加人数や完走者数など)が発表されている。
その他所見