The PEAKSラウンド5開催中止

過ぎてみれば数時間のことだけだったと言えるのかもしれません。
昨日の受付時から強風はあったものの雨もなく、各コースを確認してきたスタッフたちの報告を受け、この状況であれば開催できるとの判断でした。
しかし無情にも8日未明から激しくなった雨足は、明け方には台風のような暴風雨が吹き付けるひどい状況に…。

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それでもスタート地点に向かい、夜間避難させてあった本部ブースの設営にはいるものの、暴風雨は収まらず、この状況でのスタートは無理だということでとりあえず1時間スタートを遅らせることを発表し、その間の天候回復にわずかな望みを託すことに。
4時半から5時半近くまで各方面の道路状況を確認してきたスタッフの報告を受け、我々自身も車山方面の吹きさらしエリアに車を飛ばして確認するもの、数日降り続いた雨もあってか川のように水が流れる箇所も多く、道路左脇のバイク通行部分のひどい水たまりが多い状況を確認し、天気予報で雨と風が午後まで続く見込みであることもあわせて、ギリギリの5時半に開催中止を決断し、すでに会場に来ていた参加者の皆さんにアナウンスし、facebookページで開催中止を流しました。

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ラウンド1上田、ラウンド2赤城山とかなりの雨の中でのスタートをしてきたThe PEAKSだから強行できないことはない、と思われた方もいることでしょう。
参加者の皆さんが、遠路はるばるやってきてくれていることも、そして大雨の被害を受けて交通機関もまともに動かない中、なんとか苦労して必死の思いでここまで来てくれた方もいることも知っていましたし、ラウンド5に完走するために、体を作り、バイクを調整し、この地での試走を繰り返してきてきたりと、参加者の皆さんがそれぞれに最大限の努力を重ねてきてくれたこともわかっているから、できことなら開催中止だけは避けたかったし、皆さんの熱いチャレンジを見たかった。

自己責任自己対応ということを繰り返して伝えてきたThe PEAKSだから、悪天候でも自己責任で安全にライドするように、と言えたのかもしれませんが、個人的なライドではなく何百名の方がギリギリの勝負にかけるハードなラウンドに、風雨に加えて落石や倒木などの報告も上がって来ている朝の時点の状況で、希望的観測に頼って、行ってきなさいと主催する立場で背中を押すことはどうしてもできませんでした。

朝8時半からスタート地点そばのスタッフの拠点であり、参加者も含めて貸切っていたヴィレッジ女神湖の食堂で、残念会(?)ということで用意していたけんちん汁やカレーなどを参加者の皆さんに振舞わせていただきました。誰も来てくれないんじゃないかという恐れもありましたが、半数を超える参加者の皆さんが足を運んでくれて一緒のひと時を過ごさせていただき、ドリンク類やフルーツ類、お菓子類やおにぎりなど、可能な方には持って帰っていただくこともできました。

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残念会の様子はこちら

皮肉なことに開催中止を発表したあとから天候は徐々に回復しはじめ、残念会を終える頃には雨もあがって路面も乾き出してくる状況。
せっかくここまで来たのだからと、ライドに出発する方も多く見かけました。
ほんの数時間の悪状況が過ぎて、見違えるように穏やかになってきた天候とドライになってきた路面がこれほど恨めしかったことはありません。

素晴らしいラウンド5のコースでぜひ皆さんにライドしてもらいたかったし、The PEAKSのメチャクチャきつくて最高に楽しいラウンドを苦しんで楽しんでもらいたかった…。
参加者の皆さんはもちろん、この日のために努力と準備を重ねてきた我々主催者やスタッフ達にとっても、勝者のいない負け戦となってしまったこのラウンド…
必ずまたこの蓼科の地で、リベンジ開催させたいと思いますので、ぜひその際にはまたご参加ください。

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2018年7月8日 tatts & 4126/longridefan.com

P.S. 9月30日開催のラウンド6熱海2、まだ少しエントリー可能ですので、今回発散できなかったパワーをぜひぶつけてください! 熱海でお会いしましょう!

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