The PEAKSラウンド3開催御礼!

4/23日曜日、前夜にパラついた雨もあがり、The PEAKSはラウンド3にして初の雨のないスタートを迎える事ができました。
坂の多い熱海の中腹部にあるかんぽの宿熱海別館を朝6時からスタートした300名弱の参加者達は南北に分かれ、厳しい激坂ライドの待つコースへと走り出していきました。

サウスルート約51kmを4時間、ノースルート112kmを7時間、合計163km獲得標高4841mを11時間以内に走破しないといけないラウンド3、コーススペックからではわからない斜度のキツい激坂がどちらのルートにもあり、今迄のラウンドでは最も容易そうなスペックに見えながらも、実は全然そうではないことを参加者の皆さんは痛感してくれたことと思います。

さらにコースガイドもなくミスコースしやすいコース設定のトラップにはまり、大きく時間をロスした方もいたことでしょう。
天候は曇りから晴れへと、雨のライドの過去のラウンドに比べればかなりのいいコンディションだったものの、早い時間帯はノースルートはかなり気温も低く、その点で苦しんだ方も多かったことと思います。
同じコースのライドでも時期や天候、気温その他様々な要因でライドのしやすさや所要時間はかなり変わってくるものです。
特にThe PEAKSのようなハードなアップダウンを繰り返すロングライドでは、それが大きく影響してしまうことをあたらめて感じました。
正式な集計はこれからとなりますが、予想をかなり下回る完走率となりました。

多くの参加者の方からの時間設定が厳しすぎるという声があったようです。
The PEAKSは努力もしないで完走できるようなゆるいイベントにするつもりはありませんが、早く走れる方だけが完走できる、というようなイベントにするつもりもありません。
事前のトレーニングや下見走行など、できる努力を重ねていき、頑張って最後まで脚と心が折れずに走りききれた方は誰をも完走者として称えたいという思いはありますが、かといって制限を設けないわけにもいきません。

毎年同じコースで開催されるライドイベントであればこんな悩みなどないのでしょうが、毎回開催地やコース、さらに時期をも変えて開催するThe PEAKSではコースプランニングの最大の悩みは時間設定です。
緩すぎてもいけないしキツすぎてもいけない、絶妙な設定をすべく、試走の結果などをベースに配分や制限を決めているのですが、それでも本番が同じ状況や環境になるとは限りません。
今回は想定した制限時間が結果として少し厳しい状況になってしまったようです。

それでも完走を目指して最後まで熱い走りをしてくれた参加者の皆さんには敬服するばかりです。

また今回は単独転倒も含めて、事故の報告が1件もありませんでした。
過酷で体力を消耗するロングライドでは、疲労がたまってきた後半に集中力や握力の低下など事故のリスクも高まるものです。
先日、同じ伊豆を舞台にしたライドイベントで痛ましい事故が起きてしまったこともあり、今回のラウンド3でも、事故だけは起きないでほしい、というのが我々主催者やスタッフ達の切なる願いだったのですが、参加してくれた皆さんのセーフティーライディングスキルの高さのおかげで、全く事故もなく終了することができ、こんなに嬉しいことはありません。

参加してくれた素晴しい変態坂バカの皆さん、本当にありがとうございました!

P.S.
次回9/3に開催予定のラウンド4は、ラウンド3とはまた全く違うコンセプトのラウンドになります。
近日発表とエントリー受付開始予定。どうぞご期待ください。

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