The PEAKSラウンド9鳥取大山 開催御礼

2021年9月26日(日)、ラウンド9鳥取大山を開催しました。

コロナ禍の状況における開催については賛否両論があることはもちろん承知していますし、どうでもいいと思っているわけではありません。
ほとんど全てのライドイベントが軒並み開催中止や延期を決める中で、右に倣って開催中止にすることは簡単ですし、開催しなければリスクはありません。
開催中止にしても「仕方がないね」とエントリーしてくれた方も納得してくれることでしょう。
しかしそれで本当にいいのだろうか・・・。参加者の皆さんのことをどこよりも大事に考えてきたThe PEAKSだからこそ、昨年9月のラウンド6熱海2の時も、今年5月のラウンド8奥日光の時も新型コロナウイルス禍の中で開催すべきかどうか考えてきました。今回も同じコロナ禍とは言え、少し違う状況の中でどうするべきかを考え、「イベントの規模、内容などを考えて、感染拡大防止対策を行った上での開催であれば、中止にする必要はない」という決断を下したのです。

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前日の土曜日、昼前から会場を設営していると本降りの雨が降ってきて、それ以降、受付時間には小降りになったり止んだりしてくれたものの、午後は終日雨模様で、多難な前途に不安が募りました。
しかし明けて9月26日の未明、3時過ぎに起床したときには、雨音はなく、会場を再設営して受付とスタートの準備を、雨にやられることなく行うことができました。
なんとか1日雨無しで天気がもってほしい、悪名高い「雨のピークス」にはならないでほしい、というのはスタッフ全員の切なる願い・・・。

大山環状道路の鍵掛峠付近の道路工事による通行止めで当初予定していたコースの一部を迂回路を使ったコースに変更したことで走行距離が伸びてしまったため、ST3とST4の位置を変更してコースを短縮するなどの調整を行いましたが、それでも増加分を吸収できずに、止む無く制限時間の延長を決定。一般エントリーは30分、変態増しエントリー、ド変態増しエントリーは20分スタート時刻を早めることにしました。走行の安全面から「日の出から日没までの間のライド」を原則にしているThe PEAKSですが、今回一番早い一般エントリーが、久々の日の出前のスタートとなってしまったのはそのためです。

まだ日の出前の会場に続々とやってくるチャレンジャーの面々。
5:30のスタートを合図に次々とコースへ走り出しました。
今回のラウンドはThe PEAKS初の西日本での開催、ということで、正直どれだけの参加者が集まるか、フタを開けてみるまでわからない不安もあったのですが、予想を超える大勢のエントリーがありました。軒並みライドイベントが中止になったことも原因の一つかもしれません。
予想外だったのは、今までの参加者の中心であった関東方面からの参加者がすごく少なく、圧倒的に西日本在住の坂バカ諸君、しかもThe PEAKSへの初参戦という方がすごく大勢いたことです。
地元鳥取県のライダー達も多く、鳥取大山は何度も走っている、という方も結構いたことと思いますが、それでもThe PEAKSの特徴のひとつである「下って登り返す」というライドを何度も繰り返すコース取りで大山を走った経験のある方はあまりいなかったのではないでしょうか。

大山環状道路から、山麓まで降りて登り返すことを5回も繰り返す、極悪のThe PEAKSならではのコースプランニング、The PEAKSジャンキーの常連組なら「当たり前」だと思ってくれてますが、初挑戦の方は面食らったのではないかと思います。この大山を舞台にした「悪魔の左手」という有名なブルベのコースがあり、The PEAKSもそれに似ている、と言われたこともありますが、「全く似て非なるもの」であるのは、この登り返しの有無です。

大山は斜度のキツい激坂は多くはありませんし、狭くてワインディングの林道系も多くない、走りやすい道路が大半で、下りもそれなりにスピードに乗れるところも多いコースなので、The PEAKSのコースとしては、難易度もさほど厳しくはないコースだと思いますが、それでも長い登り返しを何度も繰り返させられることでのハートと脚へのダメージは徐々に蓄積されていき、最後のST6からの登り返しでの頂上ゴールに「どうして登りで終わるんだ・・・!」と悶絶し、極悪なコースを恨みながらあがいた方も少なくなかったことでしょう。

幸い懸念されていた雨も、何箇所かで局地的かつ一時的に本降りっぽい状況があったようですが、通過タイミングによっては雨に全く合わなかった、という方もいたようで、そのへんは運もあったと思いますが、それでも全般的には涼しく雨のない絶好のライディングコンディションがチャレンジャーの皆さんの背中を押してくれたことと思います。

前回の奥日光に続いてのすばらしい天候に恵まれ、これでもう「雨のピークス」という汚名は返上(?)できたのではないでしょうか。(^_^;)

制限時間の17:00、ロスタイム制による制限時間プラス10分やプラス20分の制限時間ギリギリにゴールに滑り込み歓喜のガッツポーズを決めてくれる方もいましたし、わずかに間に合わずに完走を逃してしまった方もいました。The PEAKSで完走することは決してたやすいことではなく、エントリーしてからの半年の努力の積み重ねでもぎ取る完走だからこそ、素晴らしい価値があるし、最高の歓びを与えてくれるのです。
残念ながら途中のカットオフで強制リタイヤになってしまった方や、自主リタイヤした方、悔しくも最後のゴールに間に合わなかった方も、皆さん本当にお疲れ様でした。

参加してくれた全ての皆さんに心からの感謝をいたします。
遠路はるばる鳥取まで駆けつけてくれた東日本を中心としたThe PEAKSジャンキーの皆さんも本当にありがとうございました。
また新型コロナウイルス禍で、ご自身の置かれている状況などを踏まえて考えて参加を自粛され、無念な思いをした方にも感謝をいたします。

The PEAKSは来年、記念すべき10回目の開催となるラウンド10と、ラウンド11の2つのラウンドを開催すべく準備を進めています。
残念ながら今回、参加できなかったり完走をもぎ取ることが叶わなかった皆さんは、ぜひチャレンジしてリベンジを果たしていただければと思います。

最後になりますが、今回も多くの皆さんにご協力いただき開催することができました。
スタートゴール地点の駐車場を貸していただいた「鳥取県」ならびに後援してくれた「大山町」。様々なご協力をいただいた「ホテル大山しろがね」。「ポプラJA山守店」「春か秋とう」「名和運動公園」、そして鳥取県大山警察署にご協力いただいたことを感謝いたします。また、いつものことながら、自転車乗りでありながら、参加者の皆さんをサポートし応援することに協力してくれた素晴らしいスタッフ達にも心からの感謝を捧げたいと思います。

それではまた来年のラウンド10で会いましょう!

P.S. ラウンド10の開催日と開催地、コースは10月に発表予定です。果たして記念すべき次のラウンドはどこで開催されるのか、皆さん発表をお楽しみに!!

それから今回の集計結果発表とThe PEAKS名物の全問記述式参加者アンケートは後日ご案内しますので、お待ちください。

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