50オーバーおやじのツールド沖縄140km完走記

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レースから少し時間が経ってしまいましたが、6年ぶりにツールド沖縄のゴールを見る事が出来たので完走記を作成してみました。ここ近年はブルべ主体で走っていますが2004年から連続参戦している思い入れの深いレースです。沖縄北部をすべて交通規制して全力で走れる素晴らしい大会です!

2009年に旧コースの130km完走の後、新コースの210kmに挑むも実力不足とトラブルも重なって5年間ゴールを見る事なく・・・50歳も越えたし今年は久しぶりにゴール見たいなと40歳オーバーの100kmに申し込みしようと思ってたらあっという間に満員御礼・・・あたたっ。ということで140kmにエントリー完了。

【レース前】

今年はPBPの年だったのでレース的な練習はほとんどやってなく全く自信なし。沖縄前にブルベ200kmを三本それなりに心拍上げて走ったくらい。それでも心拍数は平均で130程度。上がらないな~1月からの走行距離が10000kmを越えていた事だけは救いだ。今回は久しぶりに金曜、沖縄入り。那覇の酒場めぐりをしたかったので金曜は那覇泊。朝イチの飛行機で行ったので時間は十分。民宿にチェックインしてジャッキーステーキへ。とりあえず肉食って力蓄えておこう。まだまだ時間あるので中城城址まで試走。道を選ぶとなかなかのアップダン。途中、ママチャリの学生に登坂で挑まれる!?若い力は侮れないのでそこそこ飛ばして何とか事なきを得る。危ない危ない。ここで並走されたら自信喪失だ。中城は世界遺産の一つで天気が良い日は眺望が美しい。50kmほど漕いで試走終了、民宿へ。調子は可もなく不可もなく普通。その後、二軒ほど酒場めぐりして睡眠。10時間ほど寝て起床。いや~良く寝た。那覇空港に知り合いを迎えに行くためレンタカー屋へ行き空港行き前に評判の天ぷら屋さんへドライブ。揚げたての天ぷらが大量に陳列されてる。お客さんも大量に行列…本州の天ぷらとはちょっと違ってフリッターみたいだが紅いもとか魚とか揚げたては旨い。空港で知人をピックアップして受付の名護へ。受付を済ませて、スタート地点の国頭まで送ってもらった。スタートは沖縄北部の国頭。夕食前に宿近くの海岸行ってオリオンビールで夕陽観賞。素晴らしい夕陽で明日も暑くなりそうだ。泡盛を二杯飲みながら夕食。民宿は相部屋だった近畿から参戦の方は9時には寝息が聞こえ就寝。わたしは少し準備して10時に就寝。平和な夜でした。いつもは良く眠れないのですが今回は緊張感があまりないのか気づいたら朝5時だった。

【レース当日】

今日も天気が良い!5時に朝食だがスタートは9時すぎ。他の人達は6時頃出発して行ったがわたしは旅館でうだうだ。旅館の大将とコーヒーを飲んでTV見ながら談笑。こんな時なのになんくるないさ的な沖縄時間が流れる。7時半になりアップ開始。スタート地点まではニキロ程度だが少し山側をに登坂して5kmほどアップ。8時くらいに到着したらあらら最後尾付近。333人出走で300番目くらい。ま~あんだけ宿でゆっくりしてたからあたりまえか。スタートまでトイレに数回行ったりしてゆっくり。「コンプレッション系のウェアの着用は失格になるので脱いでください」のアナウンス。結構厳しいのね。

140kmのコースはざっくり5つのパート別れる感じ。①スタートから少し平地を走って登り口。西海岸から東海岸に抜ける普久川ダムまでの登り。②普久川から沖縄、最北端の辺戸までのアップダウン区間、③辺戸からの海岸線平地区間、③二回目の普久川への登り。④下って南下した後の安波から高江の登り、アップダウン区間から安部関門。⑤羽地ダムへの最後の登りから川上関門~ゴール。コースと高低差はこんな感じ。

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210kmのチャンピオンクラスが通過して、9:08スタートとアナウンス。ジュニア国際140kmが9:00にスタート。いよいよと思ったところでスタートは9:02に変更のアナウンス。予定が9:05だったので3分早めのスタートはありがたい。3分は前倒しは結構でかい。スタート後、数キロの平地区間。隙間を見つけては徐々に前に出る。昨年はあっという間に落車に巻き込まれたので細心の注意を払って進む。あっという間に普久川の登り口に到着。210kmの場合、名護から普久川の登り口までの距離70kmを時速40km程度で走行してくるのが通例。わたしの場合この登り口に入ったとたんあっという間に集団からおいて行かれる・・今回はさすがにまだ走り始めで集団に着いていける。さすがにトップ集団には着いて行けないが、そこそこ良い集団で登坂して行く。一回目の普久川関門は166番手で通過。300番手くらいからスタートしたからそこそこ抜けたようだ。ダム通過後は少し下って下り基調のアップダウンが始まる。登りはばらけていたが、このアップダウンで集団が出来始める。30人くらいの集団となった。結果を見ると第三集団。30人くらいの集団はけっこう走りやすい。登りで前方に出るがあまり引かないように温存。集団をなかなか良いペースでたんたんとは進む。久しぶりにレースが面白く感じテンション上がる。

沖縄北部の奥関門(35.8km)に通過すると100km組がまだスタートしていない。お~これはラッキー!後ろから100kmの元気な集団がやって来るのだ!奥から標高200mほどの登坂が始まるそれなりにに調子が良いので集団の先頭に出てみる。誰か追い抜いて行くだろうと思ったけど誰も前に出ない。自分のペースで淡々と登る。この後に10数キロある平地区間が待っているので皆さん温存。この登りでちぎれて平地区間で単独になるのが一番最悪なのでこの集団をコントロール出来るのは悪くない。10kmくらい引いて平地区間に入り少し走ったところで先頭交代のお願い。でもやはり少し踏みすぎたようで右足軽く痙攣。やばっ。平地の引きは他の人達にお願い。2回目の普久川の登り前にちょっと休憩。しばらくすると100kmの大集団がやってきてこの140km集団が飲み込まれ乗っかる。さらに楽な40km巡行となる。ありがたや~二回目の普久川への登りに突入。奥の登坂でテンション上げて走ってしまったようで足が攣り始めた。ブルベで足が攣った事はないが流石にレースは違う。輪空(瀬戸内の素敵な宿です)大将「ジャイアン」にもらった脚攣り防止の漢方薬を飲み、さらに脚攣り防止に効果ありと宣伝文句のあるMagonを少しずつ摂取してごまかす。一回目より大部、時間を費やしたが普久川関門(69.5km)を47分前に通過。完走に現実味が出てきた。給水場であたらしいボトルを受け取り後半戦。

ツールド沖縄はここからが大変なのだ。一気に下って安波へ。下りは80kmくらいでる。路面が濡れるとここまでスピードを出せないので雨と晴れとでは巡行速度が相当な違いとなる。安波の小学校を過ぎると長い登りプラスアップダウンが始まる。ここが踏ん張りどころなのだ。すでに大集団は崩壊しており四人、脚のあった集団で進む。うまくローテーションして巡行速度を保ち単独で走っている人に追い付く。「この4人でゴールまで行きましょう」の声がかかる。なかなかいい感じ。ここまで来ると100km、140km、210kmのカテゴリーが混走状態になる。乗れる列車には乗らせてもらう。登りに入ると脚の痙攣が頻繁に現れるがだましだまし走る。宮城関門(96.8km)を25分前に通過。

最終区間に突入だ。完走のイメージがわいてきたが、前の区間で貯金を少し食いつぶした。旧コースの源河二段登りから羽地ダムの新コースに変わってからこの区間に入るのは初めての事だ。ここから最後の川上関門まで40km。ゴールまであと何kmの看板が出るが残りの距離が3kmほど長い。ムムっ???140kmの実際の距離は143.6kmだった…そういえばそんな話、聞いたような・・余裕かと思ってたら急にやばいジャナイっ?てな感じになる。羽地ダムへの登りに入る。ブルベで走った事があるので何となくコースはわかるがレースとなると印象が違う。最後の登り、最後の力を振り絞る。もっと長いかと思ったが思ったより短かった。最終関門の川上へ。下り区間に入って制限時間までは20分ほどある。やった~川上関門通過!!

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最後の川上関門を通過すれば後はゴールまで7km程度のパレード走行だ!ブルベ効果と多少の興奮状態で平地ではまだ30kmオーバーで走れる。規制された2車線の先にゴールが見え始める。たくさんの応援を受け感動のゴール!6年ぶりのゴールはパリブレストパリの完走より嬉しかった!?

【公式記録】

出場種目 市民レース140km

順位136位

記録 4時間50分10秒287

平均時速 28.94km/h

トップからの差 42分26秒6

 

【GPS記録】

タイム 4時間50分12秒

平均速度 29.6km/h

MAXスピード 77.6km/h

獲得標高 2656m

平均心拍 149bpm 最高心拍 172bpm

平均気温 26.7℃ 最低気温 22.0℃ 最高気温 31.0℃

 

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