実際に輪行パッキングしてみよう③ ~ TIOGA コクーン ~
旧タイプより生地が頑丈で薄くなったので、収納したときにかなり小さくなるのだ。前輪を外すのみの輪行袋の代表的なカタチ。これ以上にカンタンなパッキングができるものは、輪行袋としては販売していないと思われる。
1)前輪を外す。
2)フレームと前輪、ハンドルを付属のベルクロテープで結束する。
3)左側クランクをチェーンステーと結束する。
4)ステムとサドル各々にベルトをかけておく。
5)袋に入れ、ベルトを表に出したらアタッチメントで繋ぐ。
6)後部のファスナーを閉じて出来上がり。
工程を分けると“なぁ~んだ、他の輪行袋と変わらないじゃないか。”と思われるかもしれないが、実際にやってみると他のどれよりもカンタンにパッキングが完了するのだ。
そしてこのバッグの利点はこの他にも2つほどあるのだ。
その1つが、後ろのファスナーを開けて袋をたくし上げてマジックテープで止めると、なんと後輪を接地させて押して歩く事ができるのだ。
重たいリュックを背負っていたり、乗り換えで長距離の移動をしなくてはならないときに非常助かるのだ。
もう一つの利点。
いくらパッキングが楽とはいえ、もしもタクシーを利用しなければならない事態になった時、この輪行スタイルでは、全長が長過ぎるので車に載せる事ができないのだ。そこで、倒立させてモンベルのように左右に車輪をつなぎ、ベルトをフォークとBBあたりに掛ければ、荷姿がさながらモンベルと同様となり、タクシーにも楽々積載できるように使えるのだ。
実際、先日の旅先でも、予定では自走で移動するはずだった区間で大雨になってしまい、路面や道のりが不安だったのでタクシーを使う事になったとき、このパッキングで移動したのだ。
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