The PEAKS徒然①

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今年初のイベント。それも今まで日本には存在しなかったハードな内容であるにもかかわらず、予想外のFacebookのいいね!数に加えTwitterやWebなど数万件のアクセスという破格の反響には驚きと共に感謝している今日この頃です。それに加え、エントリースタートがなんと夜中零時にも関わらず朝までに200近い申し込みがあったことも。

こんな前代未聞のイベントに「面白そう!一丁やったろうじゃないか!」と今回第一回目の参加者の皆様だけに限って断言できます。あなた方は

“日本で一番度胸があるサイクリスト”です。

自分も数年前にDeathrideに初参戦した時は日本では考えられないそのスペック(206km/4572m)に「えぇ~い、やっちまぇ~!玉砕上等!!」と日本からの参加者が私等3人だったのを思い出します。(3年間連続でサイクルスポーツ誌にて特集記事掲載)

色々なことを言われる方がいます。しかし、たったの150kmそこそこで5000m越えの獲得標高のサイクリングイベントがかつてありましたか?(距離だけなら、獲得標高だけならあるでしょうが、このスペックは比類です。)

元来、人まねが大嫌い!誰かの手あかのついたようなパクリイベントを立ち上げるのは自分の仕事では無いので、今回のThePEAKSは、“日本で唯一無二”つまり私が立ち上げるに最も相応しいイベントと確信しています。

イベント当日に向けて、様々な準備を仕掛けているわけですが、某日、あるメディアの方とお話する機会がありました。

聞き手:「何で、こんなイベントを企てたのですか?」

いい、質問だと思います。そして答えはシンプルなのです。

私:「自分たちがこんなイベントに参加したかったから」

私等二人も過去にいろんなイベントに参加してきました。もちろん海外だけではなく国内でも、初回と言われると吸い寄せられるように足しげく。

しかし、行く度に「何かつまらない」「どうしてみんな同じなんだ?」「みんな完走できるという誘い文句?」「金太郎あめか?」(つまり開催地が違うだけでやっていることは代わり映えしない)…

ハワイの○○○ライドでも、1~2回参加すると「う~ん、達成感も何もないなぁ…」ということで、数年前から自分たちの企画で“ラウンドライド・オアフ”なる、オアフ島1週のライドイベントを実施しています。今では中々の人気ライドではあります。

もっと面白いことは無いか?!そこで、昨年から始めたマウイ島ライド。

島の西側を回る100kmとハレアカラ3000mヒルクライム、それに東側のアップダウンを楽しむワイルドライドと、現地のアメリカ人でさえ考えつかなかったツアーを企ててきました。

※実はこの先も既にテスト段階に入っているライドを組んでいるのですが…。

それも全て「こんなライドに参加したい!」という参加者目線が企画のベースです。

待っていても誰もやってくれない。だから自分達で企画する。

こんなシンプルなことは無い。

アイデアはあって、やりたい!と思うのは誰でもできるのですが、それを実現するのはそう容易いことではありません。現にThePEAKSはここだ!と絞り込むまでに数年、決めてからも現地に赴く事数十回。

「実績が無いから…」「何かキケンそうだから…」「そんなの聞いたこと無いから…」つまりは、私達が対峙する相手は誰かが既にやっていて“大丈夫だった”という有るか無しかの保証が欲しいだけなのです。(ただ、経験値の豊富な松本・上田の警察署は、内容をちゃんと理解していただき心情的にも書面的にも許可をいただいています。)

その度に挫折感を味わいながら一歩一歩進めて、この度やっと開催できることになったのです。

皆さんからの参加料とて同じことです。

ここは自分達の名誉のためにも、何も知らない輩にネット等で「ボッタクッてる」と心無い書き込みに切り捨てられたままでは黙っていられないので、少しだけお話しましょう。

パケットピックアップの場所はDJを交えたレセプション会場になっています。もちろん、そこで必須のブリーフィングやトークショーを考えてはおりますが、当のパーティでも夕食を済ませられるレベル(上田で最高の開場です。1人あたま数千円かかっています。)の内容です。スタート時間(午前3時を想定)からするとパーティ終了時間には、参加者の皆さんが明日の走る自転車を準備し、早い人であれば寝るであろうことを想像したからです。ですからこのパーティが必要不可欠だったのです。

電車で参加される方のために、駅周辺に宿泊される方にスタート地点までは(もちろん終了後も)送迎バスをチャーターしています。(先行申し込み必須)

近隣の温泉地にも“ThePEAKS特別宿泊プラン”なるものを企画していただき、スタート&ゴールのことを考えなくとも参加者が楽しむことに集中できるようにことを進めています。(もちろん、温泉サイドにも歓迎いただいています。)

駐車場(数百台分)の準備。コース上に5カ所のエイドステーションとそのお世話係数十人。巡回ドクターズカー。回収バス。

ゴール地点での軽食エイド。危険箇所や道案内の立哨スタッフ数十人。

参加記念品(現在、サンプル制作中)はThePEAKSに参加された方のために制作したオリジナルグッズです。

イベントを開催するためには、これだけでできるわけではありません。

イベント日に安全に走行していただくための試走会。(総勢30人位を予定)これを実施するための経費もかかります。

その他、Webや各種デザイン、郵送物の制作&製造経費、発送費、スタッフ用のウエア&キャップ、サインや備品、DJもロックバンドも入ってもらいましょう!考えただけでも恐ろしいくらいに経費がかかることばかりなのです。

加えて、既にこれを立ち上げるために私達が数十回出向いた経費やその間私達自身が仕事ができなかった先行投資分(これは回収不可能ですが)など、計算するとお金に関しては儲かるなんてほど遠い内容です。

そこまでして何でThePEAKSを立ち上げたかったのか?!

「こんなイベントに自分が出てみたかった!」

「待っていても、誰も考えつかないし、やってくれないから」

ただそれだけです。

“日本最強最悪!”

そんじょそこいらのサイクリストでは完走できない!坂バカへの挑戦状だ!

聞いただけでもゾクゾクきませんか!ですが、企画している私等はその言葉とは裏腹な“苦しかったけど、楽しくて忘れられない”とか“来年もまたチャレンジするぞ!”といってもらえる心に残るホットなイベントを目指しているのです。

PS:

いつか、参加者としてチャレンジしたいなぁ~。

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