デスライド2011「リベンジ」参戦レポート!⑦ フォースパスをカットオフタイムギリギリでクリア。そしてファイブパスを断念!

なんとかエベッツパスの頂上に2時前には戻れたものの、ここで最後までの時間を計算するとどうしても30分は足りない。ここまでの疲労状況だと今のペースを大幅にアップすることはできないので、残りコースの距離と各ポイントでのカットオフタイムを考えてみた。
ここからタートルロック側にサードパスを下っていき、モニターパスへの分岐点をすぎてタートルロックのスタート地点を超え、5キロくらい進んだ先にある88号線の交差点のチェックポイントのカットオフタイムは4時。今からすぐに下り始めてランチストップに長居することなく進めばなんとか3時半から4時までにはならずに充分に到達できると思う。しかしそこから始まるファイブパスの登り20km強を登りきって5時15分までにカールソンパスの頂上にたどり着くことはどうやっても無理がある。
どんなに頑張っても今の疲労具合を加味して考えればよくても5時半から6時の間になってしまう。いやさらに疲れがたまってくればもっと時間はかかることはあっても、読みより早くなることを不可能だ。これは昨年ファイブパスを試走しているからよくわかっている。
どうしても30分は時間が足りないのだ!万事休すである。

Tattsと相談し残念ながら残り時間を考えてファイブパスを断念し、のんびりゴールまで自走することに決め、サードパスを下ってランチストップに。サードパスの下りは一番カーブも多く危険で、去年もそうだが今年も途中で救急車による事故ライダーの救出が行われていた。
20分ほどでランチストップまで一気に下り、休憩。
ここを下っていると、ホントにこんなに登ってきたのか、と思うほどひたすらダウンヒルが続くのだ。まさに爽快そのものである。

ファイブパスを断念してランチストップにてどっかり休憩中の私(4126)とtatts
ファイブパスを断念してランチストップにてどっかり休憩中の私(4126)とtatts
同じくランチストップにて休憩中のmikawaya
同じくランチストップにて休憩中のmikawaya

 

ランチストップの道路沿いでtattsと一緒にあとから来るmikawayaを待つ。
mikawayaは30分近くたってからやってきた。エベッツパスでのカットオフで何かあった?と聞くとなにもなかったとのこと。
カットオフってちゃんとやってないの?と疑問を残しつつ、ランチ休憩。さすがに大半が過ぎてしまったランチストップはあまり食べ物も残ってなく、やや撤収モードに。ちなみにランチは昨年と全く同じラップサンドであった。

到着から1時間あまりここで時間をつぶして3時25分にゴールに向けて出発。
昨年と同じように一番日差しが厳しい中をひた走り、後半の登り基調の道を登りきるとタートルロックのスタート・ゴール地点に到着した。4時15分のことであった。去年よりは前進はしたものの、時間が足りずに完走を断念したことはやはり悔しい。

見事ファイブパスを登りきってカールソンパス頂上のレストストップでポスターに名前を記す223
見事ファイブパスを登りきってカールソンパス頂上のレストストップでポスターに名前を記す223

車に戻るとすでに5パスをクリアして3時50分に戻ったという223が待っていて、改めてその驚異的な速さに驚き、ファイブパスに現在も挑んでいるjoy56とcharamoを待つことに。
受付会場付近では戻ってきたライダーがマッサージを受けたり、食事や休憩したりと賑わっている。
車で待つこと2時間強、7時すぎにjoy56が戻ってきた。ファイブパスの頂上のカールソンパスには17時10分くらいに着いたとのこと。カットオフタイムギリギリではないか。ということはまだ戻ってないcharamoはどうなるんだ・・・joy56の話だとカールソンパスから戻る途中にファイブパスの後半の登りにチャレンジしだしたcharamoとすれ違ったとのこと。

ファイブパスを制覇して戻ってきたjoy56
ファイブパスを制覇して戻ってきたjoy56
苦闘16時間オーバー。リベンジ完走をもぎとったcharamo
苦闘16時間オーバー。リベンジ完走をもぎとったcharamo

 

さらに1時間近くまって20時ちょっと前にcharamoが帰還。完全にタイムアウトだと思ったらなんと途中のレストストップで先に進め、とのスタッフからのOKがあったという。
カールソンパスの頂上についたのは18:40とのこと。それでもファイブパス完走として迎えられたということ。
結局あとでわかったのだが、私達が認識していた最後のカールソンパスへの登りの制限時間が17:15というのはカールソンパスの頂上に17:15に着かなければいけない、と思い込んでいたのだが、どうやら実際にはカールソンパスの15km手前のファイブパス登りの中腹にある休憩ポイントを17:15分に通過すればいい、ということだったらしいのだ。
それじゃあ全然話が違うじゃないか!時間がどうしても間に合わないと思って諦めたのに、全然諦めずに間に合っっていた、ということなのだ。ガ~ン!!(;_;)
とはいえ今更気づいても後の祭りである。
ともかく、最後まで諦めずに走って見事ファイブパスを完走して戻ってきたcharamoを出迎え、全員で記念撮影して今年のデスライドは終了!
タートルロックの会場を後にしてレイクタホの別荘まで疲れた身体で車を飛ばして帰路についた。

熱い一日を終えたデスライダー達。お疲れ様でした。
熱い一日を終えたデスライダー達。お疲れ様でした。

驚異的な速さでファイブパスをクリアした223と、joy56、charamoの3名が見事ファイブパスを完走し、私とtatts、mikawayaの3名が残念ながら4パスまでとなった今年のデスライド、カットオフタイムの解釈間違いなどで残念ながら「全員ファイブパス完走!」とはならなかったが、それでもこの半端なくハードで、だけど底抜けに楽しい絶景の中での素晴らしいライドと、みんなで過ごした一週間のツアーは、この1年間デスライドに照準を定めてきた各メンバーにとっても、ホントに素晴らしい経験になったはずである。

さて来年はどんなドラマが待ち受けているのか?
デスライド2012、開催は現地時間で2012年7月14日。
そしてそれに向けたスタートは今年12月にまた始まる。

Reported by 4126 4126@longridefan.com

最後に

最後までこのレポートをお読みいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
どうしてもデスライドのことを書こうとすると、その過酷さばかりにスポットが当たってしまいがちなのですが、本当にお伝えたいのはその厳しさだけではなく、「こんなにめちゃくちゃ楽しいライドイベントほかにはない!」というデスライドの魅力なのです。
こればかりは実際に参加してみないと絶対にわからない、ライドの距離や獲得標高の数字だけではわからない痺れるくらいの魅力、これが毎年3000人を超えるデスライダーがなにもない田舎に終結するイベントの持つ魔力なのでしょう。

半端なくハードでそして滅茶苦茶楽しいデスライド。2012に向けてまもなく始動する。
半端なくハードでそして滅茶苦茶楽しいデスライド。2012に向けてまもなく始動する。

今年も日本時間で12月15日の未明にデスライド2012のエントリーが始まります。そして2012年のデスライダーズになるのはあなたです!
この秋からデスライド2012参戦メンバー募集を開始しますので、ぜひこの荒唐無稽なライドイベントを自分の身体でとことん味わってみませんか。
あなたのチャレンジをお待ちしています。

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